27歳女ブラック企業を退職して心からほっとした

27歳の時、大学時代の先生の紹介で、家族経営の老舗の菓子店に事務員として就職しました。
土日休みの週休2日、残業は滅多に無い上に、事務も同世代の女性スタッフばかりとのことだったので、前職が残業が多く疲れ果てていたこともあり、期待していました。
ところがいざ就職してみると、確かに週休二日ですが、土曜日は交代で出勤することが多く、残業は無いものの社長の奥さんの気分で、叱られることの多い職場でした。
しかも、事務の女性スタッフは私を含めて4人いましたが、同世代と言っても5歳から10歳年上の方で、高校を卒業してから10年以上勤務しているベテランの方ばかりでした。前にいた事務員さんは22歳で大卒の新卒だったみたいですが、僅か2か月で退職してしまったことから、私は最初から「大学出」というだけで、招かれざる新人といった雰囲気でした。
仕事を聞いても教えてもらえず、失敗すれば奥さんに叱られるだけでなく、3人がしたミスは私のせいにされました。電話も誰も出ずほぼ私一人で応対させられていました。
昼休みも基本的には事務所で食べることが決まりでしたが、よく3人でランチに出かけ、私だけ留守番して一人おにぎりをかじりながら電話応対に追われる日々を過ごしていました。
ある日、大手取引先の方が来られ、私がお茶を入れていると奥さんの怒鳴り声が聞こえました。
「早くお茶をお出しして!」
「すみません」
慌ててお茶を入れ、応接室へ持って行くと、奥さんは私の顔をチラッとみて取引先の方に
「最近の女の子は大学行っても全く役に立たず、何やってるんでしょうね。高校出てみっちり仕込んだ子のほうが何倍も優秀ですよ」
これを聞いて、とても悔しい思いをしました。と同時に、私は何をやっているんだろう。無理してここにいる意味なんて無いんじゃないか?と初めて気が付きました。
そして翌日、ちょうど月末も近かった事から、社長に直接退職届を提出しました。
理由は一身上の都合で詳しい理由は何も言いませんでしたが、あっさり受理されました。
前の会社は5年も働いたのに、僅か半年で退職することになり、美味しい条件だけ見ないで、しっかり職場を見てから就職を決めるべきだったと、心から後悔しました。
職場は紙面や誰かの言葉だけでは、本当に自分に合っているか、勤めやすい職場か分からないものです。
決める前にしっかりリサーチして、ブラック企業に就職しないようにすることは大切だと身に沁みました。